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【NEW!】ニカラグア ブエノスアイレス農園 アナエロビック ナチュラル 200g
¥2,850
発酵感のあるコーヒーを飲みたい。という お客様のご要望にお応えするため入荷いたしました。 地域:ニカラグア ヌエバセゴビア県ディピルト 標高:1200m~1550m 農園:ブエノスアイレス農園 品種:カトゥアイ、ティピカ、カトゥーラ、ブルボン 生産処理方法:アナエロビック ナチュラル 焙煎度合:ハイロースト(中煎り) ベリー、ワイニー、滑らかな口当たり、適度な発酵感 ボディがシッカリしているので寒い時期にもピッタリ。 仄かにスパイシーなのでホットワインのよう。 発酵感のあるコーヒーが好きな方おススメです! 以下、生豆業者さんの紹介文の引用になります。 ▼ブエノスアイレス農園について ブエノスアイレス農園は、ニカラグア北部ホンジュラス国境に接するヌエバセゴビア県オコタル地区に位置します。Valladarez Familyは、元々ホンジュラスに住んでいましたが、50年程前に内戦がひどくなり、このエリアに移り住んできました。ディピルトの中心部は土地が高かったので、まだ少ししかコーヒーが植えられていなかったこの土地を買うことにしました。その後、近くの土地を買い足しながら、現在のブエノスアイレスグループ へと成長し、現在では全部で10の農園を所有しています。 4代目にあたるLuis Emilio氏、Olman氏の兄弟で農園を管理しています。彼らの父であるLuis Emilio氏も80歳を超えていますが、農園へ入り、牛の世話をして働いています。2020年後半には2つの巨大なハリケーン”IOTA”,“ETA”によって、中米の多くのコーヒー農園が被害を受けました。農園内の一部に土砂崩れがあったものの幸い大きな被害を受けずに済みましたが、気候変動、災害のリスクは年々大きくなっています。彼らは継続して買付けてくれるお客様のために努力を惜まず、様々な変化に対応し、毎年安定した品質のコーヒー生産に取り組んでいます。 ▼サステナビリティについて 農園には、飲み水にもなる水源が3つあり、その周辺のシェードツリーを残すようにしています。4年前に、RFAの認証を取得しましたが、こちらの要求でも川の近くの自然林を保護することが義務づけられています。Valladarez familyは、この農園の周辺地域のサポートも行っています。その地域の人々が利用できる学校、メディカルセンター、スポーツセンターがあります。学校の名前は、ブエノスアイレスと呼ばれており、52名の子供たちが在籍しています。彼らは、この学校で使う備品などを寄付しています。また農園に先生を呼び、農園で働く人々の子供たちが、昼間勉強できるようにしています。 Valladarez familyは、その他にもSan Fernandoという地域にある教会、学校、水の供給のサポート、Kilaliという地域に水のサポートを行っています。また、オコタル地区に住む人々45万人に下水用の水を供給しています。 2012年6月にさび病被害が確認されました。以前からこの地域では確認されている病気ではありましたが、その時の病気は依然のものより蔓延速度が速く、フンガスの種類も多く確認されました。その当時は、"Alto 100"というさび病対策の農薬を使っていましたが、2014 年からは”TIMOREX GOLD”という、よりオーガニックで自然のものに近いものに切り替えました。薬でフンガスを退治するのではなく、樹の健康状態を良くすることで樹が耐性を持てるように心がけています。一本の樹の枝の本数、TIMOREXを撒くタイミングや量を管理しつつ、農園環境を作るシェードツリーの手入れにも気を配るようにしています。 ▼収穫~精選~乾燥 ①収穫期は、完全完熟実のみを摘み取るように、ピッカーに指導しています。そのために、通常のNicaraguaのピッカーの平均賃金より高い賃金をこの農園で働くPickerに払っています。その後、収穫されたチェリーの中に未完熟チェリーが混ざっていないかもう一度確認し、もし混ざっていたら取り除いてから次のプロセスに進めるようにしています。 ②摘み取られたチェリーは、農園からトラックで約20分のところにある”Beneficio San Carlos”精選所に1日2回、決まった時間に運ばれます。 ③精選所に到着したチェリーは、チェリー集積槽に入れられます。この集積槽は、出口がくの字になっており、チェリーが勢いよく次の工程にいくことを防いでいます。この精選所では、飲み水にもなる自然の湧水をボンベで運んできて使っています。 ④水と一緒にゆっくり送られたチェリーは、まずは水による比重選別が行われます。比重が軽く浮いたチェリー(過熟、空洞、虫食いなど)は、パルピングマシーンにはいかず、別処理されます。同時に沈んだチェリー(完熟チェリー、未成熟チェリー)は、パルピングマシーンに進みます、この時、水はチェリーと分けられ、水はパルピングプロセスには使われず取って置き、次の工程で使われます。 ⑤パルピングマシーンを通った剥かれたパーチメント(熟度の良いもの)と、剥かれなかったチェリー(熟度の悪いもの)は、クリバ(チェリーセパレーター)に入ります。剥かれたパーチメントは、クリバからとり出し発酵槽に運ばれます、剥かれなかったチェリーは、クリバの中に入ったままで、別の処理に回されます。 ⑥醗酵槽に運ばれたパーチメントは、約16~17時間の醗酵工程がとられます。 ⑦翌朝、醗酵槽の水は一度抜かれて、新しい水が入れられます。その後、水路に運ばれ、塊になっているパーチメントをほぐすように木製のヘラを使い優しく洗われます。この水路では、パーチメントの比重選別も行われており、沈んだ重たいパーチメントだけが、1st Lineとして処理されます。浮いたパーチメントは、比重が軽いため密度がつまっていない豆として、別処理に回されます。水路は、ロット毎にきれいに洗って使われています。水路を通過したパーチメントは、洗われた水と分けられ、グリーンのタンクに入れられ、さらにきれいな水で洗われます。※この精選所は、エコロジカルな仕組みにできています。1ポンドのパーチメントを処理するのに、3ℓの最小限の水だけを使うようにしています(③~⑤:2ℓ,⑥~⑦:1ℓ)。また、このエリアは水が貴重なため、水をリサイクルして使っていますが、昨日使った水は、今日は使わない、数回リサイクルしたものは使わないなどのルールを決めています。 ⑧洗われたパーチメントは、ムシラージュの最終的な残り具合をチェックしてから、プラスチックのバッグに詰められ、車で約15分のところにあるドライミル “Beneficio Buenos Aires”に運ばれ、乾燥させています。 ⑨乾燥中のパティオでは、好ましくないパーチメントや、チェリーが残ったままのパーチメントをハンドピックして、取り除いています。 ⑩パーチメントは細かいロット毎に分けられ処理され、最後はカッピングを行い、品質確認しています。 ⑪船積み前の精選では、再度ハンドピックを行い、欠点豆など取り除いています。※Honey, Natural Processについても、④水による比重選別を終えた後のチェリーを使用します。その後、Naturalはそのまま、Honeyは果肉除去した後、アフリカンベッドにてロットごとに管理し乾燥させます。
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【完売御礼】ホンジュラス リオ・チキート農園 パライネマ ウォッシュ 200g
¥2,300
SOLD OUT
おかげさまで完売いたしました。 ありがとうございました。 地域:ホンジュラス オコテペケ県 サンマルコス 農園:リオ・チキート 品種:パライネマ 標高:1,500m 生産処理方法:ウォッシュド 焙煎度合:浅煎り寄りの中煎り ジュリアンでは、初めてのパライネマ種 病虫害に耐性のあるハイブリット種ですが、品評会に多数入賞する 質の高い品種となります。 紅茶、ハーバル、ミルクチョコ、スイート 紅茶やハーブを思わせる香り、柔らかい酸味とシッカリとした甘み。 とてもおいしいコーヒーですよ! ロースター視点からだと 焙煎中の香りなどの情報が乏しく「これ上手く焙煎できているの?」と 不安になるのですが、カップをとると香りや味わいがシッカリ形成されている 面白いコーヒーでした。 以下、業者さんの農園紹介を引用。 2019年にスペシャルティコーヒー栽培プロジェクトが発足し、気候や生育環境の良さからホンジュラス南西部のサンマルコス地域で開始されました。 サンマルコス・ミル(Beneficio San Marcos)の協力で、ゲイシャ/パカマラ/パライネマ/ジャバ/ティピカメホラードの栽培を開始しましたが、開始直後にコロナ渦に見舞われ、人の移動制限や生計悪化の問題から存続が危ぶまれました。 そのような困難な状況下においても、協力農家は我慢強く栽培を続けており、23年にようやく初収穫にこぎつけました。 パライネマはホンジュラスで開発された品種で土地への適応性が高く、病害耐性の高さや品質も伴うことから、プロジェクト品種としては最も農家に好まれています。 プロジェクトメンバーだけでなく、周辺農家もこの結果を見て積極的に植え付けを進めている為、サンマルコス地域を代表する品種に成長していくことが期待されます。 プロジェクトは一旦2024年で完了しますが、引き続きホンジュラスの魅力を存分に感じられるこのコーヒーをお届けしていく予定です。
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【NEW】グァテマラ エル・レティオ農園 200g
¥1,940
新しいグァテマラです。 エリアも変わりました。 地域:チマルテナンゴ県アカテナンゴ ヒロテペケ市 標高:1,500m~1,700m 農園:エル・レティオ 生産者:アルブレス・オルテガ 品種:ブルボン 生産処理方法:フリーウォッシュド 焙煎度合:中深煎り(フルシティロースト) アーモンド、ダークチョコ、ブラウンシュガー、グッドボディ デイリーユースしていただきたい 様々なシーンに合うコーヒー 生豆業者さんの紹介文の引用になります。 ■フィンカ エル レティロ ・農園の歴史 この土地は、代々メルセデリア修道院が保有していましたが、1832年にフランシスコ・アルブレズが購入して以来、アルブレズ家の所有となっています。 フランシスコ・アルブレズは、この農園を娘のマリア・アルブレズ・デ・オルテガに相続させました。彼女はマヌエル・オルテガ・イ・カラスカルと結婚しました。マリアが農園主の時代、農場ではトウモロコシと黒豆を栽培していました。その後、農場は彼らの息子であるカルロス・オルテガ・アルブレスに引き継がれ、彼は16歳の時から農場を管理していました。16歳という若さで農場を切り盛りしていたドン・カルロスは、その優秀さと人望から政治分野にも進出し、のちに町長となり、サン・マルティン・ヒロテペケ市全体に電気を供給する役割を担うなど、地域になくてはならない存在でした。この地域で最初の学校を建設し、地元の少女たちの教育に力を入れました。妻バルビナはこう語ったといわれています: 「一家の大黒柱である女の子にこそ、学校教育が必要なのです」 ・農園とコーヒーの歴史 ドン・カルロスは、この土地に合ったさらなる新しい農作物を育てられないかと常日頃からアイデアを探しており、1912年に最初のコーヒーの木を植えました。この判断が功を奏し、現在までコーヒー栽培が続けられています。 ただすべて順風満帆だったわけではありません。1976年、この地を襲った大地震で、サン・マルティン・ヒロテペケ市は地滑りによって孤立し、外部からの連絡や交通が遮断されました。当然、農園の母屋など甚大な被害を受け、ドン・カルロスとバルビナはテント生活を送りながら建物の修復を行うことになりました。また不安定な情勢が続き、内紛や政治的な対立もあり、2人は農園から離れ、最も信頼できる従業員に日常業務を任せて遠隔で運営するようになりました。 1996年、新たに、カルロスとバルビナの子や孫に農園の運営が託され、新たに湿式粉砕機を建設する計画を開始しました。それまで、この農園のコーヒーはすべてチェリーの状態で地元のマーケットで販売され、農協や輸出業者が加工していましたが、コーヒーの加工工程を管理することで、収益が大きく変わることを理解して投資を行いました。 2008年、ついにミルが完成し、一家は収穫物を完全に管理できるようになりました。年間60トンものコーヒーが加工、生産できるようになったことで、サン・マルティン・ヒロテペケの町周辺のコミュニティに新たな雇用機会が生まれました。現在、この農園の経営とマーケティングは、家族数人で分担して行っています。 ■アカテナンゴについて アンティグアの西、アカテナンゴ火山とフエゴ火山を越えたところにアカテナンゴ渓谷がある。この栽培地域は、歴史上フエゴ火山が頻繁に噴火しているため、粗い砂質の土壌にミネラルが豊富に含まれており、粘土質の保湿力も兼ね備え、コーヒー栽培に適した土壌となっています。グラビレア、インガ、グアチピリンなどの土着の木々をシェードツリーとしてコーヒーが栽培されており、生物多様性に富んだ森林環境となっています。 また、アカテナンゴはその立地から、太平洋からの温帯低気圧の影響を受け、乾季と雨季の区別が特に顕著な気候となっています。そのため、機械的な補助をあまり必要とせず、安定して完全天日干しのコーヒーが可能となっています。
